ムカデへの効き目を調べてみた①
- ononoono28
- 2022年8月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年9月30日
神石高原町だけの話ではなく、田舎の古民家はムカデがいっぱいでます。
以前は、大きいものでは幅1㎝、長さ10㎝以上で真っ赤な足のムカデが年に5匹以上は出てきていました。

結果から話しますと、捕らえた10㎝ほどのヒムカデ(足の赤いムカデ)をセルロースファイバーの中に入れて、ムカデが死ぬまでに5日かかりました。ながい…!
セルローズファイバーに含まれるホウ酸は、虫が食べることによって効果を発揮します。
人間は腎臓機能でホウ酸を体外排出しますが、虫は腎臓が無いため、ホウ酸の影響で代謝が止まって死にます。シロアリに効果が高いのは、セルロースを食べてそれを他の蟻に分け与えるため、即死しないホウ酸は巣を全滅させることに繋がります。この点でシロアリやゴキブリと特に相性がいいのですが、他の虫にも効くのは大部分の虫の習性として「グルーミング」というものがあり、定期的に自分の体や触角を掃除するために自分自身を舐めるタイミングでホウ酸を体内に摂取するからです。
ムカデがグルーミングすることは確実で、youtubeにもムカデのグルーミング動画がアップされていました。
死ぬまでに5日もかかったのは、遅効性のホウ酸としては普通のことなのか、ムカデが大きいから必要摂取量が多かったのか…
まだ事例が一匹なので、もっと捕って調べようとしていたのですが、このムカデ以降家の中に出るムカデが激減してしまいました。
実はこのムカデを捕らえたあとくらいに家の数カ所にセルローズファイバーを吹き込み、家の各所にホウ酸を噴霧していました。もしかしたらそれが影響しているかと考えられます。
その後、2匹ムカデが出たのですが、そのうち1匹は洗剤まみれだったためか翌日には動かなくなり、1匹は理由はわかりませんが発見した時点で既に弱っていて実験には使えませんでした。
まだまだホウ酸のムカデへの効果は良く分からない状態ですが、体感的には見かけるムカデが減ったことは間違いないありません。
来年以降も続けて調べていきたいと思います。
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