ホウ酸はスズメバチに効くのか

毎年、必ずと言っていいほどスズメバチが小屋裏に巣を作っていました。

秋になると攻撃的になっていて、近くで草刈り機を使っていると寄ってくるのでとても怖いんです。

ですが、今年は春ごろに小屋裏や、軒の垂木の間などにホウ酸を散布したところ、スズメバチが巣を作りませんでした。

もし散布した面にハチの巣を作っても、ホウ酸のかかっているところは巣のほんの一部になってしまうので、どれくらい効果を見込めるのだろうと不安だったのですが、とりあえず今年（令和４年）は大丈夫だったみたいです。

理論的には、ホウ酸を散布した箇所が雨に濡れなければ半永久的に効果を発揮します。

果たして、来年再来年からもずっとスズメバチが巣を作らないのか。。。

住みながら確かめていきたいと思います。

ちなみに今回散布したのはただホウ酸を水に溶かしたものではなく、シロアリ処理用に配合されたもので、付着しやすいように少しベトっとした液体となっています。

散布した面を見ると、キラキラしていて散布した個所としていない箇所の見分けはつきやすくなっています。

キラキラしていたり、べとつくので、手が触れるところや仕上げとなる面には使えないのですが、シロアリが入るところは大体見えない暗い箇所なので、ほとんどの場所に使用できます。

このホウ酸による処理の良いところが、揮発したりしないために、実際に家に入って来た虫に対してしか効果がない点です。

ネオニコチノイド系の農薬のように必要以上に生態系への影響を与えたりせず、人も我慢しなくてよくて環境にも負荷が少ない、ホントにほどよいシロアリ処理剤だと思っています。

ちなみに、虫だけではなく腐朽菌という木を腐らせる菌にも効くんです。

燃えづらくもなるし、ホウ酸っていいことだらけですよね。