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白い壁に虫がつくのは何故か

更新日:2024年3月30日



虫がくっついているのは、おそらく左官の材料が乾く前に虫が止まってそのまま固まってしまったのだと思われますが、そもそもなぜ白い壁のほうが多いのか。


ちなみに、白い壁にくっついた虫は刷毛で落としながらコーティングを行っています。


この写真は、EPSを張っている最中にEPSに向かってずっと頭を押し付けていた小さいトンボです。小さくて綺麗な色だったので捕まえて写真撮ったのですが、写真の撮り方が綺麗にはいかなかったようです。

最近、虫がなぜ光源に引き寄せられるのかがやっと解明されたという記事を読みました。

街頭などに虫がたかっている光景はよく見ますが、なぜ虫が光に引き寄せられるのかは実は最近まで解明されていなかったそうです。

それがイギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンで行われた研究で解明された(正確には仕組みが提唱された)ようで、今年の4月12日にネット上で研究詳細が公開されています。



簡単に書いてしまうと、虫は光のあるほうに背中を向ける反射が働いており、人工光源の光でもその反射が働いてしまうため、近くを通ったときに、球状の光の広がりに合わせてぐるぐるまわりを飛んでしまったり、急上昇してしまったりするということみたいです。

つまり、遠くから光に引き寄せられているというより、たまたま光の近くを通ったら混乱させられて逃げられなくなってしまっているような感じでしょうか。


これがおそらく白い外壁にも当てはまるのではないかと思っています。


虫たちが白い壁が好きだったり、白いから黒い虫が目立つというわけではなく、白い壁が月明かりや車のライト、街頭などを反射して、近くを飛んでいる虫を捕えてしまっているのかもしれません。


といっても、左官で塗った壁が乾いて、コーティングを塗ってしまえば虫がくっつくことはないので、白い壁をやめておいたほうがいいとかそういう話ではないです。



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