【実験】セルローズファイバーとウッドファイバーの防音性能を比べてみた
Wixのブログに動画を載せられるようになったので、以前行ったセルローズファイバーとウッドファイバーの防音実験を、改めて動画つきでご紹介します。 【セルローズファイバー】
【ウッドファイバー】
実験の方法
セルローズファイバーとウッドファイバーで、それぞれ厚さ約100㎜の防音ボックスを作りました
音源は、子ども用の防犯ブザー(約100dB)です
鳴らしたブザーをボックスに入れて、外で音の大きさを測りました
ちなみに、何も鳴らしていない室内の音は約38.7dBでした
結果

防犯ブザー(そのまま):約100dB
ウッドファイバーの箱:44.8dB
セルローズファイバーの箱:39.8dB
どちらの断熱材も、約100dBのブザー音を大きく下げることができました。その中でも、セルローズファイバーの方が5dB低い結果になりました。
デシベル(dB)の差は、どれくらい違って聞こえる?
「5dBの差」と言われても、ピンとこない方が多いと思います。dBは、数字が10上がると人の耳にはおよそ2倍の大きさに聞こえ、10下がるとおよそ半分の大きさに聞こえると言われています。
1〜3dBの差:聞き比べても、ほとんど分からない
5dBの差:違いがはっきり分かる
10dBの差:約2倍(半分)の大きさに聞こえる
20dBの差:約4倍(4分の1)の大きさに聞こえる

身近な音に当てはめてみると、こんなイメージです。
防犯ブザー(約100dB):電車が通るときのガード下と同じくらい
ウッドファイバーの箱(44.8dB):図書館と静かな事務所の間くらい
セルローズファイバーの箱(39.8dB):図書館や静かな住宅地の昼くらい
セルローズファイバーの箱は、もとの室内の音(38.7dB)との差がたったの1.1dB。ブザーが鳴っているのに、ほとんど聞こえないレベルまで抑えられていました。部屋の音とほぼ同じなので、実際にはもっと音を抑えられている可能性もあります。
ざっくり計算すると、ブザーの音はセルローズファイバーの箱で約60dB下がり、およそ60分の1の大きさに。ウッドファイバーの箱でも約55dB下がり、およそ45分の1の大きさに聞こえる計算です。どちらも十分な防音効果ですが、セルローズファイバーとウッドファイバーの5dBの差は、聞き比べると違いがはっきり分かるくらいの差になります。 ※この防音実験器の材料は機械でほぐしたあとに手詰めで作っています。
ウッドファイバーは機械でほぐした後に手でかき集めたりすると、ダマが出来てしまうので、そのダマが吸音の差になっているかもしれません。ウッドファイバーも機械で充填すればセルローズと同等以上の吸音性が得られるかもしれません。
なぜセルローズファイバーは音を抑えられるのか
セルローズファイバーは、新聞古紙からできた細かい木質繊維が複雑に絡み合っていて、繊維1本1本の中にも小さな空気の粒があります。音はこの繊維の中を通るうちに少しずつ弱まり、吸収されていきます。
特に高い音に対して効果を発揮しやすく、今回の防犯ブザーのような甲高い音や、子どもの声、ピアノの音などが気になる場合におススメです。
家づくりに活かすなら
今回は箱での実験なので、実際の家では窓やすき間などの影響もあり、この数字がそのまま家の防音性能になるわけではありません。それでも、断熱材の種類によって音の伝わり方がこれだけ違うことは、体感していただけると思います。
フルネスでは外壁だけでなく、寝室や書斎、トイレや浴室まわりの仕切壁(内壁)にセルローズファイバーを充填することもあります。断熱だけでなく「静かさ」も欲しい方は、ぜひご相談ください。
※デシベルと身近な音の目安は、広島県の資料「騒音の目安」を参考にしています。







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