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工場の壁と天井断熱改修

神石高原町の機械工場にて天井と壁の断熱改修を行いました。

この工場は昨年の冬場、5台の業務用空調機をフル稼働させても15度以上には上がらなかったそうです。

大きなシャッターやサッシなどまだ断熱性が低い箇所は残っていますが、しっかりセルローズファイバーを充填しましたので今年の冬、電気代含めてどれくらい変わるかが楽しみです。


天井施工前
天井施工前

天井施工完了
天井施工完了

天井は各所の隙間や穴を補修し、セルローズファイバー200㎜吹き積もらせました。


一部天井下地が弱い場所があったので、修繕してから後日また施工するという事で、無断熱の天井が残っています。

施工後の昼12時(5月5日)、サーモカメラで無断熱箇所箇所との境目を撮影すると、くっきり境目が見えました。

5月初めの時点で4℃以上の温度差が出ているので、本格的な夏になったらもっと大きな差になるでしょう。

冬が寒すぎたということで断熱のご依頼を頂きましたが、夏の工場内環境もかなり良くなるはずです。




壁にはもともとグラスウールが入っている箇所と、無断熱だった箇所がありました。

今回、既存の壁を剥がさずに施工する(非破壊施工)ということで無断熱だった壁に穴を空けてセルローズファイバーを充填しました。


壁も天井も非破壊で施工できることがセルローズファイバーの大きな利点の一つです。

既存の壁仕上げを撤去⇒断熱充填⇒壁仕上げとなると、工事期間が長くなるだけでなく、室内にある機械などを一度移動させる必要もあります。期間が長くなって関わる人が増えるだけコストも上がっていきます。

結果的に改修の場合は、他の断熱材よりもセルローズファイバーのほうが安く早く施工できることも多々あります。


左がセルローズファイバーを施工した壁、右がグラスウールが入っている壁です。

一番熱くなっている箇所は窓なので断熱が弱いのは仕方ないのですが、壁を見て頂くと、左の方が温度ムラがないことが分かります。

断熱境目南側
断熱境目南側

温度差も出ています。

南側は温度ムラが多くて、温度を測る場所によって違いが大きいので、北側でかつグラスウール壁の向こう側に別部屋がある箇所で測っています。

朝八時 壁グラスウール
朝八時 壁グラスウール
朝8時 壁セルローズファイバー
朝8時 壁セルローズファイバー

グラスウール+向こうが側に部屋  13.3℃

セルローズファイバー 15℃


※神石高原町の4月5月は温度差が激しく、朝霜が降りていても、昼には20度以上になることもあります。上記の境目の写真とは逆に、壁は朝撮影しているので外気温が低く、壁の温度が高いほうが断熱性があることになります。



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